ICTソリューション
ICT Solution
7回にわたってDXの情報についてお届けしました。最終回は重要なポイントに絞ってわかりにくいDXをわかりやすくまとめてご案内いたします。
(DXを最初に提唱したスウェーデンの教授)
ICTの浸透が人々の生活をあらゆる面でよりよい条項に変化させること。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
企業が外部エコシステム(顧客、市場)の劇的な変化に対応しつつ、内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引しながら、第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を利用して、新しいサービス、新しいビジネスモデルを通して、ネットとリアルの両面で顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること。
データとテクノロジーを活用し、稼ぐ力と強靭な体質を創り、持続的成長を可能にすること。
DXは企業戦略です。 人や組織、風土、 システムやICT、仕事そのものの全体を俯瞰して進めるべきであり、 自社のすべてを見直し刷新することがゴールとなります。
アナログからデジタルへの転換フェー ズ。 具体的には、紙で管理していたもの をWordやExcelでの管理に変える、 紙をPDF化して電子的に保存する、 郵送といった紙でのやり取りをメール やチャットに置き換える等。
デジタイゼーションのフェーズでデジタ ル化されたデータが共有・活用され、効率性や収益性の向上が成果として 現れるフェーズ。 例えば、クラウドアプ リケーションを連携させ、業務の全体最 適化、効率化を実現する等。
破壊と創造。 つまり、 既成概念や従来 の制度、組織文化をも破壊し、 それと 同時に新たな価値やビジネスモデルを 創出するフェーズ。お客様自身の変革フェーズ。
DXを推進していく上で、何より大切なのが 「データ・情報」です。 アナログデータであれば正しくデジタル化し、デジタルデータは可視化・ 共有し、組織全体で活用できなくてはなりません。 働く人すべてが信用で きるデータ・情報にしなければいけません。 これが正しい仕事の意思決定 につながり、 収益性の高い業務プロセスを創出することにもなります。 つまりデータドリブンです。
データドリブンとは、正しいデータを基に正しく効率的な仕事を 行い、ビジネスを加速させていくことです。
現有のデータは正しく信頼ができるデータにする ためにクレンジング (5S) を行いましょう。
そのためには「新しいハコ」が必要かもしれません。 新しく生成されるデータは、 作成から廃棄までの「フロー」を正しく設計することが重要です。 業務フローの見直しとともにデータフロー・システムフローを慎重に検討しましょう。
レガシーシステムの可視化はDXのための最重要プロセスです。どんな企業にもレガシーシステムは存在します。 レガシーシステムそのものが悪いわけではありません。ただ、レガシーシステムを使い続けることにはシステムダウンやセキュリティのリスクがあり、 非効率化にもつながります。
さらには、オープン系のシステムとの連携や刷新の難易度が上がってしまいます。 まずは自社のレガシーシステムを可視化しましょう。
レガシーシステムに蓄積された情報を活かす形で、 近代的かつ機動的なシステムへと刷新・ 移行することを「モダナイゼーション」 と言いますが、 その方法は様々です 。
①リプレイス |
ソフトウェア、ハードウェアともに 刷新する方法であり、システム全体 を再構築します。 レガシーシステム の基盤を最新のパッケージソフト 等に移行するという方法が挙げら れ、 抜本的な改革に有効です。 |
②リホスト |
仮想化技術等を用いて、ハードウェ アやOSなどを新しいシステム基盤 に移行する方法です。 ソフトウェア やデータは変更なくそのまま移行 されるため、インフラのみを刷新 するイメージです。 |
③リライト |
現行システムに使用されている コードを新しい言語に書き換えて、 既存システムの利用を継続する方 法であり、レガシーシステムの機能 や仕様は維持されます。 |
六甲商会はDX推進パートナーとなり、お客様のデジタイゼーションの見直しから始め、デジタライゼーションへのステップアップのお手伝いをいたします。
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